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医師と手袋

これまで、カフェ開業と言えば、どれだけ美味しいコーヒーや飲みものを提供することが出来るか、という点が最も重要であった。そのため、開業に向けて勉強することは、コーヒー豆の選別やコーヒーの淹れ方や味の違いなどが主であった。  しかし、近年、多種多様な形態のカフェが開業されている。従来の美味しいコーヒーが飲める、いわゆる純喫茶のような場所だけではなく、趣味が楽しめる、本、猫などの動物、雑貨、CDやインターネットなどと融合された、様々なカフェが誕生している。  そのため、開業に向けて、ただ、コーヒーや提供するものの味にこだわるだけではなく、経営についての知識や勉強が重要になってくる。カフェのコンセプトや独自のサービスはどういったものか。お客様のニーズを満たし、集客し、いかに利益をあげていけるかなど、十分な知識と準備が必要となっているのである。

 今後は、ますますカフェの形態は多様化してくるだろう。地域のお客様のニーズ、用途などに合わせて、新しいアイディアが求められてくる。  例えば、地方では、通常の営業だけではなく、定年後の高齢者が集うことが出来る場所として活動するカフェも注目されている。スペースを利用して趣味や料理などを会費などで体験することができ、地域の交流をはかるような取り組みが注目されているのだ。  今後、ますます少子高齢化が進む中で、ただ、コーヒーや紅茶などを飲む場所、待ち合わせや時間つぶしなどのためだけではなく、人と人とが触れ合える、そんな場所としてのカフェが注目され始めている。ただ、飲み物や食べ物を提供するだけの場所ではなく、サービスや空間を提供する、という意識を高く持ち、時代のニーズに敏感になり、開業を目指していくべきであろう。